ドリップコーヒーの入れ方でよくある失敗例!上手に入れるために注意すべきことは?

毎朝、自宅でドリップコーヒーを入れて1日をスタートする人も多くいますが、「なんか美味しくない」とコーヒーの味に不満を感じることもあります。逆に美味しく入れられると、その日は良いスタートができたと嬉しくなります。

今回は、ドリップコーヒーの入れ方でよくある失敗例と上手に入れるための注意点を解説します。

まずはドリップコーヒーで失敗する原因を知ろう

まず美味しいコーヒーを入れられない原因を考えてみましょう。ちょっとしたことに気を付けるだけで美味しいコーヒーに近づくかもしれません。

【失敗する原因1】コーヒー豆
自分で入れたコーヒーが美味しくないときに、真っ先に原因として思い浮かぶのがコーヒー豆。美味しいコーヒー豆を選びたいと思っていても、コーヒー豆の良し悪しを見極めるのは少し難しいですよね。

また、コーヒー豆の良し悪しと同じぐらい重要なのが「焙煎してどのぐらい経っているのか」です。どんなに美味しいと名高いコーヒー豆を購入しても焙煎してから時間が経っているものであれば、劣化してしまっているので美味しくありません。

コーヒー豆は生鮮食品なので、鮮度が命です。そのため、コーヒーは焙煎されてから常温保存で2週間以内に使いきるようにしましょう。2週間以内に使いきることが難しい場合は、密封容器に入れて冷凍保存することで2か月ほどは鮮度を保てます。

また、コーヒー粉を購入する場合は、買った日を気にするのではなく、焙煎した日をチェックするクセをつけておくことが大切です。

【失敗する原因2】ドリップに使用する水
美味しいコーヒーを入れるために、コーヒー豆を気にする人は多くいますが、水まで気にしたことがある人は少ないのではないでしょうか?コーヒーの約99%は水でできています。そのため、水も美味しいコーヒーを入れるための大切な要素なのです。

例えば、水道水を沸騰させてカルキを抜いてコーヒーを入れる人もいますが、水道水特有の「匂い」や「雑味」は残っている場合があります。自分の好みに合ったミネラルウォーターを使ってみると良いでしょう。

【失敗する原因3】ドリッパーなど道具の汚れや匂い
コーヒー豆も水も問題ないのに、味に不満がある場合は、コーヒーを入れる道具に問題があるのかもしれません。

特に、ドリッパーはコーヒーを抽出するための大切な道具です。ドリッパーに汚れやコーヒーの脂肪分が残っているとイヤな匂いを感じることもあります。また、使っているペーパーフィルターによっては、紙の匂いが付着する場合もあります。

他にも、ケトルや細口ポットに石化したミネラルが付いているとコーヒーが不味いと感じる原因になるでしょう。コーヒーを入れるための道具は清潔に保つことが大切です。

ドリップコーヒーの失敗例と対策は?

コーヒーが美味しくない原因は、「豆」や「水」「道具」の不備もありますが、ここからは、実際の失敗例からみる対策を見ていきましょう。

【失敗例1】お湯を注いだときコーヒー粉が膨らまない
美味しいコーヒーを入れるためには、コーヒー粉を蒸らすことがポイントです。「蒸らし」ができているかどうかは、お湯を注いだときのコーヒー粉の膨らみで判断します。

お湯を注いだときにコーヒー粉が膨らんで茶色い泡が出ると雑味やアクが残って美味しさだけが抽出された証拠です。反対に、コーヒー粉が膨らまずに泡も出ない状態であれば、雑味やアクも一緒に抽出されてしまっています。

また、お湯の温度や注ぎ方によってはコーヒー粉の周囲が土手状になり真ん中だけが凹んでしまう場合があります。この場合は、粉にまんべんなくお湯が行き渡らず、綺麗に攪拌されていない状態です。

【対策】
お湯を注いだきにコーヒー粉が膨らまない原因として考えられるのが、「コーヒー粉の鮮度」です。

コーヒー粉が膨らむのは、コーヒー豆に含まれている炭酸ガスが出てくるからですが、豆が古くなると炭酸ガスはすでに出てしまっているので、お湯を注いでも膨らまなくなるのです。コーヒー豆は鮮度が大切なので、粉にしたらなるべく早く使うようにしましょう。

また、お湯を注ぐときは、最初に少量のお湯をコーヒー粉の真ん中に「の」の字を書くようにゆっくり注ぎ、20秒~30秒ほど置いてコーヒー粉を蒸らすことが大切です。

【失敗例2】コーヒーが酸っぱく感じる
酸味が強いコーヒーもありますが、変に酸っぱく感じる場合は、入れ方を失敗してしまったと考えても良いでしょう。確かに、キリマンジャロやブルーマウンテン、モカなどは酸味を感じるコーヒーですが、それは柑橘系の爽やかな酸味で、コーヒー豆の持つ特徴にあげられます。

しかし、「イヤな酸味」を感じる場合は、コーヒーの特徴ではなくコーヒー豆の酸化による品質の低下です。コーヒー豆は焙煎した直後から酸素に触れることで徐々に酸化していきますが、粉にするとこのスピードがさらに加速します。

例えば、コーヒーを入れてから少し時間がたって冷めると白濁したようになる場合がありますが、これは、コーヒー豆が古く酸化が進んでいる証拠です。せっかくコーヒーを入れたのにイヤな酸味を感じて美味しくないのは豆の酸化によるものだったのです。

【対策】
コーヒーが酸っぱく感じる場合の対策は、とにかく鮮度の良い豆を手に入れることに限ります。

特に、粉になっているコーヒーは鮮度が落ちている可能性が高いので、コーヒー粉を購入する場合は、賞味期限を確認するよりも焙煎した日を確認するようにしましょう。

できれば、自家焙煎してくれるコーヒーショップから豆を購入して、コーヒーを入れるたびにコーヒーミルで挽くのが一番良い方法ですが、それが難しい場合は、粉を密閉して冷凍しておけば、酸化するスピードを遅らせることが可能です。

【失敗例3】コーヒーが苦い
「コーヒーは苦いもの」という認識があっても「苦すぎる!」と思うコーヒーは美味しくないものです。

コーヒーの苦みは、コーヒー豆に含まれていると糖度がカラメル化することや炭化することで起こりますが、これは、焙煎の具合によります。

わかりやすく言うと浅煎りのライトローストと深煎りのイタリアンローストを比べると深煎りのイタリアンローストの方が苦味を強く感じます。そのため、古くなった深煎りのコーヒー豆でコーヒーを入れると口に残るような苦みやえぐみを感じるようになるのです。

【対策】
イヤな苦みは、コーヒー豆の鮮度も関係しますが、それ以外にもお湯の温度が関係してきます。

通常、コーヒーを入れるときの適温は85℃~94℃程度ですが、これ以上に熱い温度でコーヒーを入れると苦み成分が多く抽出されてしまいます。そのため、コーヒー豆の煎り具合とお湯の温度を調整すれば、自分好みの苦みが出るコーヒーを入れられます。

また、「苦み」の感じ方は体調やその人の味覚によっても違うので、苦みを感じやすい人は酸味が強めの豆を浅煎りローストにして時間をかけずにお湯を注ぐことで飲みやすいコーヒーを入れられるでしょう。

失敗例から学ぼう!

美味しいコーヒーを入れるためには、失敗したときの豆の状態や入れ方を覚えておき、次は違う入れ方をしてみると少しずつ、美味しいコーヒーを入れられるようになってきます。

しかし、どんな入れ方をするにしても、コーヒー豆は鮮度の良いものを使うことが大切です。また、冷凍保存などで鮮度を保つようにすると普段と同じように入れても美味しいコーヒーになる確率が高くなります。

今回紹介した失敗例から学んで、いつもより美味しいコーヒーを入れてみてくださいね。