変わった素材のコーヒードリッパーを紹介!アウトドアやインテリアにもおすすめ

変わった素材のコーヒードリッパーを紹介!アウトドアやインテリアにもおすすめ

自宅で美味しいコーヒーを飲むのに欠かせないのが「コーヒードリッパー」です。ドリッパーにこだわるなら、形状や穴の形に加え、ドリッパーを作り出している素材自体もチェックしたいところ。

ドリッパーの素材は陶器やプラスチック、ガラスなどがよく知られていますが、他にもさまざまな素材でできたドリッパーが開発されています。

今回は、特徴的なドリッパーの素材として、「シリコン」「木製」「ワイヤー」の3種類を紹介します。初心者でも挑戦できるので、いつもとは少し違ったコーヒーを楽しみたい人はぜひ参考にしてください。

アウトドアにおすすめ!シリコン製ドリッパー

シリコン製は割れる心配がなく、比較的安価で購入できるドリッパーです。柔らかさと形状記憶を生かし、小さく折りたためる商品も販売されています。かさばらず、場所を取らないため、かばんの中にもスッと入れられます。

素材の性質上、使い始めのうちは独特のシリコン臭を感じることがあるため、まずは熱湯だけを何度か通して、脱臭してから使用しましょう。

アウトドアや長期出張先でドリップコーヒーを楽しみたい人は、持ち運びに便利な折りたたみドリッパーがおすすめです。たたんだ状態から端を持ち上げれば、簡単に立体的なドリッパーに変わります。コーヒーフィルターをセットしてコーヒー豆を入れて、カップに乗せてお湯を注げば美味しいコーヒーのできあがりです。

外出先でコーヒーを飲む場合、利便性に優れるインスタントコーヒーがよく利用されていますが、味の面で物足りなさを感じている人も少なくないでしょう。シリコン製ドリッパーがあれば、キャンプ中や海外出張先のホテルなどでも本格的なコーヒーが楽しめます。旅の途中でその土地のコーヒー豆を買って、旅行先でのんびり味わう、というおしゃれな使い方もできますよ。

高級感が魅力!木製ドリッパー

木製ドリッパーは木目の色合いが温かく、持ってみると木のぬくもりを感じます。独特の高級感に加え、軽くて丈夫という性質を兼ね備えているのが木製ドリッパーの特徴です。お湯を注ぐと天然の木の香りを楽しめる、というドリッパーも登場しています。

木材は多孔質という性質があり、目に見えない数多くの孔によって、熱が伝わりにくい効果を持っています。このため、木製ドリッパーに熱湯を注いでもドリッパーが熱くなりにくく、コーヒーを入れ終えた後の取り外しが簡単です。また、木製ドリッパーの重量が軽く感じられるのも、木材が多孔質であることに由来しています。

木製ドリッパーはさまざまな種類が販売されており、セパレート式で持ち運びに便利なドリッパーは大自然の中で入れて飲むコーヒーにぴったりです。また、ドリッパー内の「リブ」という縦向きの溝を、職人がろくろで仕上げるためにあえて横向きに入れて、お湯の滞在時間を延ばした木製ドリッパーも生まれています。

木材は天然素材なので、1つひとつ木目の風合いが異なるのも魅力です。

軽くて便利なワイヤードリッパー

ワイヤードリッパーはワイヤーを加工したドリッパーのことで、一般的なドリッパーと異なりワイヤーの間に隙間があるのが特徴です。

面がないため軽くて取り扱いやすく、ワイヤーなので洗う面積が少なく乾きやすいといった性質があります。落としても割れる心配がなく、アルミ製やステンレス製ならサビにも強いため、耐久性も優秀です。なお、フィルターには円錐形のペーパーを使うのが一般的です。

壁面がないため、コーヒーを蒸らす際にガスが抜けやすいという点も見逃せません。コーヒー豆がお湯を含むと膨らむのは、コーヒー豆に含まれている炭酸ガスを排出しているためです。

蒸らし中に炭酸ガスが抜けることで、お湯の通り道ができるため上手に蒸らしやすくなると考えられています。また、一般的なドリッパーよりもお湯がドリッパー内に留まりにくいため、抽出時間が短縮されやすいのも特徴です。

ワイヤードリッパーには、耐久性に優れたインテリアタイプの製品が多く販売されています。ワイヤーを複雑に編んだタイプや、あえてシンプルに作られたタイプなど、さまざまなデザインが登場しています。折りたたんで持ち運べるタイプのワイヤードリッパーなら、アウトドア中や旅行先でも利用可能です。

軽くて便利なワイヤードリッパー

ドリッパーを使い分けて日々のコーヒーを楽しもう

コーヒードリッパーの素材は陶器やプラスチックだけでなく、シリコン・木製・ワイヤーでできたタイプも広く販売されています。利便性やデザイン性など、素材ごとにそれぞれ特徴を持っています。

折りたたみ式のシリコンドリッパーは持ち運びがしやすいため、アウトドアや出張先にも気軽に持参できるのが魅力です。木製ドリッパーは見た目の高級感に加え、軽くて熱くなりにくいという性質があります。ワイヤードリッパーは面がないため洗いやすく、コーヒー豆を蒸らす際にガスが抜けやすいのがポイントです。

ドリッパーを変えると、いつもとは少し違ったコーヒーを楽しめますし、外出先で美味しいコーヒーを飲むこともできます。用途に応じてドリッパーを使い分けて、毎日のコーヒータイムをより充実させてみてはいかがでしょうか。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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