アウトドアシーンで大活躍するキャンプ用コーヒーケトル。選び方やおすすめ3選を紹介!

アウトドアシーンで大活躍するコーヒーケトル。選び方やおすすめ3選を紹介!

キャンプで美味しいドリップコーヒーを飲むために必要な器具の一つにケトルがあります。

日常とは違うアウトドアシーンで、味わい深いコーヒーを入れるためには、どのようなコーヒーケトルを用意したら良いのでしょうか。

今回はアウトドアシーンで大活躍するコーヒーケトルの選び方とおすすめを紹介します。

キャンプでコーヒーケトルは必要?

キャンプなどのアウトドアでは、荷物を少なくするためにお湯を沸かす道具は鍋だけで良いと考えている人もいます。

しかし、キャンプやアウトドアで美味しいドリップコーヒーを飲みたいのであれば、やはりケトルがおすすめです。

キャンプ用のケトルは、効率的にお湯を沸かすことができるように素材や構造、デザインにこだわったものがたくさんあります。また、注ぎ口にも工夫を凝らしているものもあるので、少しずつお湯を注ぐドリップコーヒーにもピッタリです。

もちろん、コーヒーケトルが一つあると、コーヒーだけでなくカップ麺やレトルト食品を食べるときも大活躍です。

キャンプでコーヒーケトルは必要?

アウトドアでのコーヒーケトルの選び方

コーヒー器具メーカーやアウトドア用品店、ホームセンターなどでも売られているコーヒーケトルは、種類があり過ぎてどれを選べば良いのかわからなくなるほどです。

アウトドアで使うことを一番に考えると、何を基準に選べば良いのでしょうか。

実際に、アウトドアやキャンプで使われているコーヒーケトルのカオスマップも作成したので、マップと一緒に見てみてくださいね。

デザインで選ぶ
非日常的な雰囲気の中で楽しむコーヒータイムなので、気に入ったデザインを選ぶことも大切です。アウトドアシーンで多く使われているコーヒーケトルのデザインは大きく分けて3つあります。

やかんタイプ
ケトルと聞いて思い浮かべるのがオーソドックスなやかんタイプです。コンパクトで持ちやすいデザインなので、トレッキングや登山、キャンプにピッタリです。

底面が広く焚き火などの火がまんべんなく底に当たることで、お湯を沸かす時間を短縮できるのもアウトドアで人気の理由の一つです。

また、昔からのデザインは、懐かしくどこかホッとする雰囲気があります。

縦長タイプ
人数が多いキャンプのときは、容量が大きい縦長タイプのケトルもおすすめです。

また、縦長タイプのケトルは、ハンドルが側面にも付いているので、お湯をたくさん沸かして重くなっても扱いやすくなっています。

ハンドル部分が取り外せるものもあるので、持ち運びにも便利です。

寸胴タイプ
鍋に注ぎ口とフタが付いたようなデザインの寸胴タイプは、料理にも使えるのでとても便利です。

シンプルでコンパクトなデザインのわりに容量が大きいので、ファミリーや大人数でのキャンプにおすすめです。

フタを開けるとケトルの中が広いので、調味料やコーヒー道具などをまとめて収納しておくことができます。

素材で選ぶ
やはりアウトドアでは、ケトルの素材も大切になります。それぞれの特徴を考えて自分のスタイルに合ったケトルを選ぶのも良いでしょう。

ステンレス・銅
火力の強い焚き火で使用することの多いアウトドアでのケトルでおすすめなのがステンレスや銅の素材です。

火力が強くても安心して使えるので、狙った温度まですぐにお湯を沸かすことができます。また、ステンレス製は軽くて丈夫、サビにも強く値段も手ごろなので、アウトドア初心者に向いています。

銅製は、熱伝導率が高いので、スピーディにお湯を沸かすことができることや使い込んでいくと独特な風合いになりますが、少し手入れが必要な素材です。

アルミ
軽いケトルが欲しい場合は、アルミ製がおすすめです。熱伝導率も良いので、バーナーやコンロでお湯を沸かすだけであればアルミ製のケトルを用意すると良いでしょう。

ホーロー
見た目も可愛らしくオシャレなデザイン、色味が多いホーロー製のケトルは、保温性にも優れているので、一度にたくさんのコーヒーを入れたいときに重宝します。自宅でポットとして使用している方も多いのではないでしょうか。

また、サビに強く匂い移りもしないので、コーヒー本来の香りを楽しむのに向いているケトルです。

ホーロー製は、耐久性も良くIH対応のものもあるので、アウトドアだけでなく家でも使えますが、使い続けると汚れが目立つこともあります。

他にも「取っ手」や「機能」「容量」「注ぎ口」も選ぶときの基準になります。

ステンレスや銅、ホーローだと温度が上がると取っ手も熱くなってしまうので、樹脂や木、シリコンなどでカバーされているものを選ぶと良いでしょう。しかし、直火の場合は、シリコン素材だと溶けてしまうこともあります。

また、「注ぎ口」もコーヒーケトルを選ぶときの大切な判断基準になります。細口の場合は、ゆっくりとお湯を注ぐことができるので、初心者にも向いています。注ぎ口が太い鶴口タイプは、お湯の量をコントロールしやすい特徴があります。

他に「機能」も大切です。「保温性の高い」「すぐにお湯が沸く」「直火だけかIHでも使えるか」などの機能にこだわってみるのも良いでしょう。

アウトドアシーンでおすすめのコーヒーケトル細口3選

では、実際にどのようなコーヒーケトルがアウトドアシーンに向いているのでしょうか。

コーヒーを本格的にドリップで楽しむのであれば、縦長で細口で淹れやすいタイプのケトルがおすすめです。ドリップは、湯量の調整が味に大きく影響します。キャンプでも美味しいコーヒーを淹れたいという方には、縦長で且つ細口で淹れられるケトルを選ぶことをおすすめします。

ハリオ「V60 ドリップケトルヘアラインシルバー実用800ml ガス・IH対応 日本製 VKB-120HSV」
ハリオ社の代表的な細口コーヒーケトルです。ステンレス製なので、耐久性に優れ直火に使用できるだけでなくIHにも対応しているので、自宅でも使うことができます。アウトドアシーンで本格的なコーヒーを楽しみたい人向けです。

トランギア「ケトル0.6リットル TR325」
高品質のアルミ製ケトルは、熱伝導率も高く底の面積も広いので、効率的にお湯を沸かすことができます。勿論、直火OKです。また、とても軽いので荷物を少なくしたいキャンプなどのアウトドアシーンにピッタリです。やかんタイプなので、取っ手も持ちやすくコーヒーを入れるときも注ぎやすくなっています。

スノーピーク「フィールドバリスタケトル」
注ぎやすさと持ち運びやすさ、見た目の可愛らしさを兼ね備えたケトルです。名前のとおり注ぎ口の形状に工夫が施されているので、キャンプでも本格的なバリスタを味わうことができます。直火で使用可。また、取っ手を取り外すことができるので、ケトル専用の収納袋に入れると持ち運びにも便利です。

アウトドアでのコーヒーケトルの選び方

まとめ

キャンプなどのアウトドアシーンでも美味しいコーヒーを入れるためには、コーヒーケトルがあると便利です。

コーヒーケトルは、必須アイテムではありませんが、あれば大自然のゆっくりとした時間の中で、美味しいコーヒーを簡単に入れることができるでしょう。

あると便利なコーヒーケトルは、長く愛用できるものなので、自分のお気に入りのものを手に入れることが大切です。

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コーヒーステーション編集者
自分ではなかなか難しいコーヒー選びをサポートすること。コーヒー器具の開発、販売を手がける株式会社ハリオ商事自ら、コーヒーの淹れ方やコーヒー豆の選び方などを発信しています。

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