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手軽で美味しいフレンチプレス!どんな入れ方が正解?

手軽で美味しいフレンチプレス!どんな入れ方が正解?

コーヒー豆本来の味が楽しめると人気の器具「フレンチプレス」は、ティーポットのような形状をしています。とても簡単に美味しいコーヒーを入れることができるフレンチプレスはどのような入れ方が正しいのでしょうか。

今回は、簡単で美味しいフレンチプレスの由来や正しい入れ方、おすすめの豆の挽き方などを紹介します。

フレンチプレスとは

日本で、コーヒーを抽出する道具として良く知られているのはドリッパーですが、海外ではフレンチプレスもコーヒーの抽出器具として知られています。

オーストラリアや南アフリカなどでは「コーヒープランジャー」フランスでは「カフェ ティエール ア ピストン」アメリカとカナダは「フレンチプレス」と呼ばれている器具ですが、日本では、紅茶用として発売された経緯があり、コーヒーよりも紅茶を入れる器具として知られています。

フレンチプレスは、何度かデザインが変更されましたが、現在は、ガラスもしくはプラスチック製の円筒状の容器にフィルターが付いた金属製もしくはプラスチック製のフタがあり、そのフィルターを下に押し付けることでコーヒー粉と抽出液を分離させるようになっています。

フレンチプレスで入れるメリット

フレンチプレスでコーヒーを入れるメリットはどんなことでしょうか。

1.簡単に入れられる
フレンチプレス最大のメリットは、テクニック不要で美味しいコーヒーが入れられることです。

お湯と粉の量、蒸らし時間さえ守って手順通りに入れれば、コーヒー初心者でも味わい深いコーヒーを入れることができます。

2.コーヒー豆本来の味が楽しめる
フレンチプレスは、ドリップコーヒーと違い、お湯にコーヒー粉をしっかり浸すことでダイレクトにコーヒー成分が抽出されます。

そのため、コーヒー本来の味を楽しみたい人におすすめの入れ方です。

3.コーヒーの香りが楽しめる
コーヒー粉をお湯に浸してフィルターで漉すという手順のフレンチプレスは、コーヒーの油分をダイレクトに感じられるメリットがあります。

コーヒーの油分は、ミルクとの相性も良いので、コクのある味を楽しみたい場合は、ミルクを入れてみると良いでしょう。

フレンチプレスとは

フレンチプレスの入れ方

初心者でも簡単に入れることのできるフレンチプレスの入れ方を紹介します。

1.ガラススポットをお湯で温める
コーヒーを入れる前に、フレンチプレスのガラスポットとカップをお湯で温めましょう。

2.ガラスポットにコーヒー粉を入れる
ガラスポットが温まったら、分量のコーヒー粉を入れます。

3.お湯を半分入れる
コーヒー粉の入っているガラスポットに分量の半分のお湯を入れてタイマーを4分にセットします。

このとき、お湯を勢い良く入れて粉とお湯を攪拌させますが、ヘラなどを使って乾いた粉がなくなるくらい混ぜても良いでしょう。

※お湯の温度
フレンチプレスで安定したコーヒーの風味を楽しむためには、お湯の温度を95度前後にします。

そのため、沸騰したてのお湯をすぐに注ぐのではなく、少し置いてから注ぐようにしましょう。目安としては、沸騰したお湯を用意して、フレンチプレスやカップなどを温める程度の時間を置くようにします。

4.30秒蒸らす
30秒蒸らします。

5.タイマーが鳴るまで待つ
残りのお湯を入れプランジャーを下ろさずに時間が来るまで待ちます。

シャフトを取り付けるときは、コーヒーの香りを閉じ込めるようにゆっくりとフタをするイメージで行うと良いでしょう。

6.フィルターで漉す
時間になったら、プランジャーをゆっくり下し、粉を沈めます。

このとき、最後まで押してしまうと、コーヒー粉の繊維がつぶれて余計な渋みが出てしまうこともあるので、少し浮かせるようにするのがポイントです。

7.カップに注ぐ
温めたカップにコーヒーをゆっくり注ぐときに、コーヒーの粉が入ってしまうこともありますが、これもフレンチプレスの醍醐味です。

また、カップの表面を見るとキラキラ光っているのがわかりますが、これは、コーヒーの油分が溶け出し豆本来の香りと味を楽しめるフレンチプレスならではの特徴なので、そちらも楽しんでみましょう。

おすすめの豆の挽き方は

フレンチプレスは、お湯を注いで4分待つという簡単な入れ方ですが、抽出時間が長いため、コーヒー豆は、中挽きがおすすめです。

ドリップコーヒーは、中細挽きがおすすめですが、フレンチプレスの場合は、中細挽きや細挽きにしてしまうと金属フィルターをすり抜け、飲んだときにザラっとした舌触りになってしまいます。

お店で挽いてもらうときは、フレンチプレス用と言えば、ちょうど良い感じに挽いてくれます。

自分で挽くときは、グラニュー糖とザラメの中間くらいと覚えておきましょう。

また、豆はお好みのもので構いませんが、焙煎の度合いは、一番軽いライトローストからイタリアンローストまで8段階ある中のハイローストがおすすめです。

ハイローストで焙煎された豆をフレンチプレスで抽出すると、甘み控えめの酸味が前面に出た味わいになることが多く、アーモンドのような風味を感じられます。

おすすめの豆の挽き方は

おうち時間で美味しいコーヒーを味わおう!

フレンチプレスは、とても簡単にコーヒーを抽出できるのが最大の特徴。

お湯を入れて4分待つだけなので、その間にミルクを温めることやスイーツを用意することもできます。

また、コーヒー粉やお湯の分量を変えれば、普段とは違うコーヒーを楽しむこともできます。

「おうち時間で、簡単にいろいろなコーヒーを試してみたい!」と考えている人にピッタリのフレンチプレスで、素敵なブレイクタイムを楽しんでみてくださいね。