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大人キャンプの愉しみ方。豆の焙煎から時間をかけてコーヒーを楽しもう

大人キャンプの愉しみ方。豆の焙煎から時間をかけてコーヒーを楽しもう

キャンプでは、普段あたふたと過ごす朝や夜の時間をゆっくりと過ごすことができますよね。

そんな贅沢な時間を使って、コーヒーを焙煎するところから時間をかけて入れてみませんか?

焙煎は難しそう・・・と思う方もおられるかもしれませんが、手綱焙煎器(手綱ロースター)さえあれば、意外と簡単です。

自分で焙煎したコーヒーのおいしさは格別。この記事では、キャンプで焙煎からコーヒーを入れる方法を紹介します。

焙煎に必要な道具とは?

キャンプでコーヒー豆を焙煎ために必要な道具は、以下の4つです。

・コーヒー豆
・手綱焙煎器
・ざる(ステンレス製)
・うちわ
・カセットコンロ・バーナー・たき火など

手綱焙煎器は、ホームセンターやインターネットで購入できます。価格も1,000円台からあり、高いものでも4,000円前後で販売されています。

ざるは、焙煎して熱くなったコーヒー豆を入れるため、ステンレス製がおすすめです。

焙煎に必要な道具とは?

コーヒー豆の焙煎方法

コーヒー豆を焙煎する手順を紹介します。

1.豆を選別する
コーヒー豆には、割れているものや形が悪いもの、虫食いのものが混ざっています。

一緒に焙煎するとムラが出て味や香りが悪くなるため、取り除きます。

2.豆を洗う
コーヒー豆には、薄い皮や汚れがついています。流水で豆をこすり合わせるようにしてさっと洗いましょう。

時間をかけて洗うと豆が水分を吸ってしまうので、時間をかけないようにしてください。目安は1分以内です。

洗ったらすぐに水気を取ります。できたらペーパータオルなどで拭き取るといいでしょう。

3.焙煎する
コーヒー豆を手綱焙煎器に入れ、コンロやバーナーで煎ります。

この時、直接火に触れると焦げやムラの原因となるので、火から離してください。

火から5~15㎝くらいの高さで(火加減によります)手綱焙煎器を3~5分振り続けると、豆の色が黄色に変わってきて、香ばしい匂いも漂ってきます。

すると、豆がパチパチと音を立て出します。これを1ハゼと言い、そのまま続けるとピチピチと言う音に変わり、これを2ハゼと言います。

目安としては、1ハゼ終了のタイミングで焙煎をやめるとミディアムロースト、2ハゼが発生したタイミングでやめると、フルシティローストになります。

その後、2ハゼの発生したタイミングだとハイロースト、2ハゼ終了のタイミングでフレンチローストとなります。

好みのタイミングで焙煎を終了してください。

4.冷ます
焙煎が終了したらざるに取って、うちわであおいで冷まします。
熱が下がらないと余熱でどんどん焙煎が進んでしまうので、急いで手早く冷ますことが大切です。

焙煎のコツは?
焙煎のコツは、弱火で直火に当てず、豆に火が均一に通るように振り続けること。

疲れたから、と言って振るのをやめると焦げてしまうことがあります。

おいしいコーヒーを飲むコツ

実はコーヒー豆は、焙煎した直後は薄く、煙臭さや焦げ臭さを感じることもあります。

そのため、キャンプ時においしいコーヒーを飲むためには、キャンプが始まったらなるべく早くコーヒーを焙煎し、できたら一晩置いておくとおいしく飲むことができます。

焙煎したコーヒー豆は、焙煎後2~3日後くらいが一番おいしいと言われています。

多めに作って家に持って帰り、キャンプの思い出と共に飲むと楽しみも増しますね。

コーヒー豆は空気に触れて酸化すると、香りや味がどんどん抜けてしまうので、保存する場合は密閉できる保存容器で保存することをおすすめします。

焙煎したコーヒー豆は、コーヒーミルで挽き、ペーパードリップで入れましょう。

先の細いケトルを用意すると、お湯を上手に注ぐことができるのでおすすめです。

コーヒー豆の焙煎方法

コーヒーを飲む自分のためだけの時間を過ごす贅沢なひととき

このように、自家焙煎をするだけなら、それほど難しいことはありません。

ですが、おいしいコーヒー豆を焙煎するためには、焙煎時間や火力、ハゼをどのタイミングでやめるか、など細かい調整が必要です。

そのため、キャンプ時に一度焙煎しただけでは、ムラが出たり焙煎深度が思うようにできなかったりします。

また、同じ条件を再現するのが難しいため、同じ味、同じレベルのコーヒーを入れることは、困難です。

しかし、それこそがキャンプの醍醐味。どんな味になるのかをわくわくしながら期待しましょう。

キャンプの度にあれこれと調整して好みの焙煎加減を楽しみながら探し、自分だけのコーヒーを入れて、贅沢な時間を味わってみませんか?

毎回、自家焙煎したコーヒー豆をお土産に持ち帰り、家族や友達と飲んでも楽しいですね。

近年では、ベランダで手軽に行うベランピングや、自宅で行うおうちキャンプ、1人で行うソロキャンプなど、キャンプをさまざまな形で楽しむ人が増えています。

キャンプで時間をたっぷり使って、コーヒーの芳醇な香りを楽しみながら1からコーヒーを入れてみると、身体だけでなく心も休めることができますよ。